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米国株高、円安進行を受け急反発、証券、銀行など金融株が高い=東京株式市場・29日寄り付き
29日の東京株式市場では、平均株価が急反発。前日の米国株式市場が続急伸したことに加え、1ドル=110円台への円安・ドル高進行から買いが先行。平均株価は一時1万5497円14銭(前日比343円36銭)まで上昇した。寄り付き前の外資系証券経由の売買動向で差し引き430万株の買い越しと20営業日ぶり(今月初)の買い越しに転じたことも買い安心感を誘った。午前8時50分に発表された10月鉱工業生産・速報値が前月比プラス1.6%となり、「ほぼ市場コンセンサス(同プラス1.4%)に沿った数値で、相場のかく乱要因にはならない」(欧州系証券)ことも市場心理の安定化につながった。
28日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均は前日比331.01ドル高の1万3289.45ドル、ナスダック総合指数は同82.11ポイント高の2662.91ポイントと両指数ともに続急伸。コーンFRB(米連邦準備制度理事会)副議長の発言が追加利下げ期待を高めたほか、NY原油価格が大幅続落したことも市場心理の改善につながった。シカゴ平均株価先物清算値は大証終値比375円高の1万5535円だった。NY原油先物相場は、米週間石油在庫統計で原油在庫の減少幅が市場予想より小さかったため、需給ひっ迫懸念が後退し、前日比3.80ドル安の1バレル=90.62ドルで取引を終了した。東京外国為替市場では、1ドル=110円台前後(前日終値は108円70銭)で取引されている。
米金融株の上昇を受け、大和証Gや野村、丸三証など証券株が高い。みずほ、三菱UFJ、三井住友のメガバンクや横浜銀、5Y2D6JGJ銀、関東ツクバなど地銀株にも買いが流入し、SFCG、オリックスなどノンバンクも物色されている。円安進行を受け、トヨタ、ホンダ、日産自、いすゞなど自動車株が買われ、富士通、キヤノン、エルピーダ、村田製 、ニコンなど値がさハイテク株も堅調。住友不、三井不、東建物など不動産株や新日鉄、住金、神戸鋼、JFEなど鉄鋼株も上昇している。個別ではリーマン・ブラザーズ証券が投資判断「1―オーバーウエート」に2段階引き上げたダイエーや、9月中間期連結業績推定値を上方修正したインボイス、発行済み株式総数の18.78%を上限に自社株買いを実施すると発表したユーシンがカイ気配。ほか、中国塗や板硝子、トランスコスなどが買われている。
半面、NY原油先物安を受け、国際帝石、石油資源などの資源開発株が軟調。個別では巴川紙、JKHD、オリエ白石、日本セラテクなどが売られている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:株式新聞社